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【百物語】飼い猫が来た 管理者用記事編集 このエントリーを含むはてなブックマーク

*忙しい人の為の、管理人が選ぶ「弐〇〇八年・夏・百物語十三撰」です。


第九十話
『飼い猫が来た』



300 : ゼロ ◆ZMEH0UITvg 2008/08/23(土) 05:34:15 ID:kgzb8S7sO

第90話「飼い猫が来た」
1/4
二年前の話。
俺は、東京生まれ東京育ち、言わば江戸っ子である。
東京から出ず、そのまま一生を東京で過ごすんだろうと思っていた。
が、とある事情で三年ほど前から関西の某県で暮らしている。
ついこの間、菓子博があった県。
とある事情は話に関係ないから省くが。

三年前の2月1日、今住んでいる場所に着いて早々、母からメールが来た。
実家で飼っていた猫が、亡くなったとの事。
俺の実家は俺が出た時点で四匹の猫を飼っていたんだけど、
亡くなったのは一番長く飼っていた、俺が可愛がっていた猫。
名前は「みーちゃん」と言う。


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【百物語】永遠に続く死の連鎖 管理者用記事編集 このエントリーを含むはてなブックマーク

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第八十五話
『永遠に続く死の鎖』



281 : zar ◆zJYORZSm4M [sage] 2008/08/23(土) 04:42:06 ID:K+MstECH0

第85話 「永遠に続く死の鎖」 1/4

さて、僕自身も怖いし、本当は余り語りたくない話なんだけど、去年も参加したので(81話)今年も話してしまおう。
僕が聞いた断片的な話を時系列で追ってみたいと思います。これも本当の話です。少し長くなるけど聞いて下さい。

話は今から50年くらい前から続いている。僕の良く知っている、ある人の父親をAとする。
Aの実家では奇妙な事に、精神疾患を遺伝的に持つ人間が稀に生まれてくる家柄で、
実家の離れに納屋があるのだが、その「二階」にあたる部分になぜか狭い和室が存在した。
そこに精神疾患を持つ「Aの叔父」にあたる人間が隠されるように、閉じ込められるように生活していた。
そしてこの「Aの叔父」にあたる人間が最終的に癌に侵され、自殺したと聞いたのは随分後の話である。
「Aの叔父」にも家庭はあったらしいが、晩年は完全に一人きりになり、死んだ後の納骨さえ拒否されたらしい。
この辺の事情は知らないが、随分嫌われていたようだ。この頃Aの父親の体の一部に奇妙なできものが出来る。
それは握りこぶし程に大きくなり、目も覆いたくなるような異形のものになってしまった。
実際僕も写真でみたことがあるが、生まれつきでなければかなり奇妙なものだった。


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【百物語】髪寄りの法 管理者用記事編集 このエントリーを含むはてなブックマーク

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第七十話
『(無題)』



231 : ◆ChC8N5VHp. [sage] 2008/08/23(土) 02:59:07 ID:36ZuMfwn0

1/4

 祖父が子供の頃の話。
 
 祖父は子供の頃、T県の山深い村落で暮らしていた。
村の住人のほとんどが林業を営んでおり、山は彼らの親と同じであった。
そんな村にも地主が存在しており、村の外れにある大きな屋敷に住んでいた。
地主は林業を営むわけでもなく、毎日をのんびりと暮らしていた。
まさしく牧歌的な暮らしの村であるが、村特有のルールも存在していた。
そのルールというのが

「毎月3日は髪取り師以外は地主の家に近づいてはならない」
「屋敷に来る客人に声をかけてはならない」

というものだった。
毎月3日の朝に村外から数名の人間が訪れては、夕方には帰っていく。
物心付く前からそのルールを教え込まれていた祖父は、何の疑問ももたずにルールを守り続けていた。


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【百物語】胸・・・触って欲しいの 管理者用記事編集 このエントリーを含むはてなブックマーク

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第五十六話
『胸・・・触って欲しいの』



192 : シムラ ◆DreCPnUqGg [sage] 2008/08/23(土) 01:53:38 ID:6kQB30MW0

1/4
この話に出てくる人物の名前は基本的に仮名です。
少女の名前は実名ですが。

「胸・・・触って欲しいの」

これは、俺が小学校5年生の時の話です。
俺のクラスには、窓際の一番後ろの席に、お寺の住職の娘だと言う
薄幸で大人しめな一人の少女が座っていました。
いつも、薄い青色のワンピースを着た、他の同級生と口をきいてる所を
一度も見た事が無い、そんな少女でした。

ある日、委員会の活動が長引き、16時を過ぎた頃に教室にランドセルを取りに戻ると
その少女が、窓際の席に座ったまま本を読んでいました。
他には教室に誰も居ません。


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【百物語】神隠し 管理者用記事編集 このエントリーを含むはてなブックマーク

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第六十九話
『神隠し』



229 : 枯野 ◆BxZntdZHxQ 2008/08/23(土) 02:56:15 ID:4zKYlt9k0

「神隠し」

オタ友の松岡は京都の出身で、時々不思議な話を聞かせてくれる。
古い家の中の奇妙な現象、今でも晴明の逸話よろしく呪物が埋まっている場所、
深泥池の裏側に廻りこもうとすると、いつも雨が降り出して行かれない…、
ぱっと書き出してみても、そんなエピソードが思い出される。

そんな松岡がまだ小さかった頃、少し怖い事があったと言う。
真夏の夕方、一人川べりで遊んでいた松岡の所に、白っぽい着物の女性がやって来た。
女は白くてのっぺりした顔で、目が狐のように釣り上がっていた。
松岡は女に手を引かれて、バス通りへ歩いて行ったと言う。
通りへ出ると、松岡の良く知らない方角へと、女は歩を進める。
バス停より遠くへ行ってはいけないと言い聞かされていた松岡は、
急に怖くなって、その女の手を振り払って逃げたそうだ。

家に帰り着いて暫くは、女が追って来るような気がしてとても怖かった。
しかしやはり子供なので、一晩寝れば、怖かったことなどすっかり忘れてしまっていた。

だが実はその日、近所では松岡と同じ年頃の女の子が行方不明になっていた。

松岡が白い女に連れて行かれそうになってから3日後、
いなくなっていた女の子が見つかった。
少女は神社の境内、それも3日間、何度も探された場所にいた。

大きな石灯籠の、灯りを点すその空間に。
ぴったりと嵌め込まれた女の子は泣きもせず、ただぼんやりとそこにいたそうだ。

それだけ話した後、女と事件の関係は分からないが、もしも逃げ帰らなかったら、
そこにいたのは自分だったかもねぇ、と松岡は困ったような顔をした。

【完】


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【百物語】29800円 管理者用記事編集 このエントリーを含むはてなブックマーク

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第五十一話
『29800円』



177 : うめ2 2008/08/23(土) 01:26:31 ID:m8PDj1p50

 29800円

 これもネットの知り合いから聞いた話。
 東京近郊の某県に、へんなアパートがあった。
 小学生くらいの子供が何人もすんでいて、目つきのやたら悪い親みたいなのがいるんだ
けどたまに折檻してるのか子供の悲鳴が聞こえる。
 児童虐待じゃないかって、たまに児童相談所の職員らしい人もくるんだけど、なんか押
し問答で結局、なかに入れない。
 ただ、たまにどうみてもグラサンとコートとかの怪しい人とか、なぜかリムジンみたい
な車がそのアパートの前でとまる。
 普段は滅多になかの子供がでてこないんだけど、たまたま、小学校低学年くらいの、顔
が腫れた女の子に、近所の主婦の人が遭遇した。
 その人はだいぶ前から「このアパートはおかしい」と思っていたので、おもいきってそ
の女の子に「大丈夫」と声をかけたら、女の子がにたって笑って、

  29800円だよ

 それがなんの値段かわからないし、君が悪くなって、主婦の人はアパートの子供と関わ
るりをやめた。
 いつのまにか、アパートからは子供たちもいなくなって、目つきの悪い人もいなくなっ
たんだけど、いまでもたまに近所に、

 「29800円てここですか」と不審な男の人が尋ねてくるらしい。

 なんとなく、話を聞いて、ある種のとてもいやな想像はできたけど、近所では結局、そ
の話は完全にタブーだそうな。

  【完】


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【百物語】真っ赤な眼 管理者用記事編集 このエントリーを含むはてなブックマーク

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第六十五話


218 : ◆100mD2jqic [sage] 2008/08/23(土) 02:42:10 ID:0E6uFjYC0

明美 ◆Yl50WwcdEE様 代理投稿
タイトル無し 1/2

私の職場にAという男がいました・・・
その男は社交的で明るい人間で、誰からも好かれていました。
ルックスもよく、仕事も出来るので社内の人気も高く、職場で一番の美人と付き合っていました。
いつもみんなの中心いるA・・・
そんなAに私は少しだけ惹かれていました・・・


ある日、私が廊下を歩いてるとAが隅でうずくまっていました。
体調でも悪いのかな?と思い、「どうしたの?」と声をかけ、Aがこちらを向いた瞬間、私は思わず叫んでしまいました。

なんとAの眼が真っ赤になっていたのです!
白目だけでなく瞳の色まで血のように赤くなっており、その顔はまさにホラー映画の悪魔のようでした。

Aは「絶対に喋るなよ!絶対に喋るなよ!」と必死の形相で叫ぶように言った後、どこかへ走っていってしまいました。
私は今見た光景が信じられず、その場から凍りついたように動くことができませんでした。


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【百物語】喪服の行列 管理者用記事編集 このエントリーを含むはてなブックマーク

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第四十九話
『喪服の行列』



173 : 水琴窟 ◆FMYPc6cKQE [sage] 2008/08/23(土) 01:19:16 ID:wGYF0k8W0

-喪服の行列-

10年ほど前、Kさんの実家は改築しました。
古い家は完全に取り壊し、新しい家を建てたのだそうです。
風水の本などを参考にしながら、Kさんのご両親があれこれ考えて建てたのですが
Kさんは「その割には、あまりうまくできてないんですけどね」と、笑いながら私に
話してくれました。

新築後、三ヶ月ほどたった頃のことです。
Kさんのお母さんが「昨夜、変な夢を見たのよ」と言い出しました。
お父さんとお母さんは、1階の南側の部屋で寝起きをしていて、
その部屋にはご先祖をお祀りした仏壇が置いてあったそうなのですが
お母さんが見た夢は、その仏壇に向かって、北の方角から、
大勢の喪服姿の人々が歩いてくるという不気味なものだったそうです。

その人々は老若男女様々で、見知った人は一人としていない…
一様に黒い喪服を身に纏い、列をなしてただ歩いてくる。
その顔は皆無表情で、終始、無言だったそうです。

彼らは次々に、仏壇の中に消えていったそうです。

その後、Kさんの実家で、何か変わったことがあったという話はなかったそうですが
「それって、Kさんのご先祖様だったんでしょうかね…?」と訊いてみたのですが
Kさんは、あれはご先祖様たちの行列である、という、それ以外の可能性については
敢えて考えないようにしているんです、と、答えてくれたあと、こうしめくくりました。


「だって、考えてみてくださいよ。
もしもそれがご先祖様じゃなかったら…そっちの方が怖いでしょう?」





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【百物語】マンションの怪異 管理者用記事編集 このエントリーを含むはてなブックマーク

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第四十六話
『マンションの怪異』



163 : ◆ChC8N5VHp. [sage] 2008/08/23(土) 01:06:56 ID:36ZuMfwn0

1/2

現在、私は都内に住んでいますが、ちょうど2年前までは大学の関係で某県内に住んでいました。
もともと霊感めいたものは中学生のときから感じていたのですが、それほど印象に残るような経験もなく、
自分でもそんなことは忘れかけていた大学2年のころ…。

某県に来て1年目、最初に借りていたアパートが最寄りの駅や大学から離れていたうえ、
自転車を2回も立て続けに盗まれ嫌気がさしていた私は気分転換も兼ねて引っ越す決心をしました。
今度住む所は絶対に急行の止まる駅の近くでオートロックのマンション、
しかも新築などと勝手な妄想を膨らませつつも、
そんなとこ住めるわけねーだろと自分につっこみ入れたりしてたのです。
が、なんと2,3日後にほぼ思い描いていた物件があっさりと見つかってしまいました。
しかもケーブルテレビが完備、近くにコンビニと、
マンションから半径5~60メートルのなかで大体のことはできてしまうと、
本当に夢のような環境を私は7万円で手にいれることができたのでした。

しかし、今考えると疑問に思えることも結構ありました。


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【百物語】訪問者 管理者用記事編集 このエントリーを含むはてなブックマーク

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第三十五話
『訪問者』



127 : 代理投稿 ◆OTL/VNUGLY [sage] 2008/08/22(金) 23:57:03 ID:xWLnFyo+0

白比丘尼様代理投稿 「訪問者」1/3

母子家族で母と二人きりで暮らしていた17歳の雨の夜の話です。
夜中の3時ぐらいに「ピーー」と玄関のチャイムが鳴りました。
母と話していた私は「こんな遅くに誰だろね」なんて言いつつ、インターフォンをとると女性の声で、
「あの…あの…突然すみません…。今晩、あの…泊めて頂けませんか」と言われました。


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【百物語】霊を飼う男 管理者用記事編集 このエントリーを含むはてなブックマーク

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第二十五話
『霊を飼う男』



90 : 石原 ◆qW/OVfUbJo [sage] 2008/08/22(金) 22:51:07 ID:CzeW9iKf0

霊を飼う男 1/3


まだ幼稚園に通ってた頃の話。

たしかその日は、同じ園に通っているママさん連中とでダイエーに買い物に出かけにいっていた。
ダイエーに着くと母親が服を見に行くってんで、オレたち子供はオモチャ売り場で待たされることになった。

オモチャ売り場の一角には自由に遊べるスペースみたいな所があって、退屈しない。
ただオモチャの魔力には勝てなかったらしく、
オレは途中から鬼ごっこをほっぽりだしてプラモデルコーナーの方に足を運んでいた。
で、目を輝かせてプラモを物色していると隣りに変な大人が立っていることに気づく。

背広を着た顔の青白い人。
いや、そいつはガンプラの箱とか持ち上げてたから幽霊ではないと思う。
ただ日曜日なのにサラリーマンの恰好をして、背中に小さな女の人をおぶっているのが不思議だった。


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【百物語】真ん中の子供 管理者用記事編集 このエントリーを含むはてなブックマーク

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第十一話
『真ん中の子供』



50 : 影虎 ◆OTL/VNUGLY [sage] 2008/08/22(金) 22:03:23 ID:xWLnFyo+0

4コ卵◆hcYOhjUtjg様代理投稿 【真ん中の子供】1/3

以前、ちょっとだけ自転車通勤をしたことがありました。
自分が乗るようになると、それまで気にも止めていなかった他の自転車乗りの人達の姿が、急に目につくようになりました。
それで気がついたのですが、幼稚園くらいの子供を伴走させているお母さんを時々みかけるのです。
そのくらいの歳なら面白がって自転車と競走する子もいるかもしれませんが、
真夏の炎天下に汗まみれで死にそうな顔をしながらヨロヨロ自転車について走る子を見かけるたびに、
『あれって虐待じゃないのかなぁ…?』と思わずにはいられませんでした。


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【百物語】隅っこが怖い 管理者用記事編集 このエントリーを含むはてなブックマーク

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第九話
『隅っこが怖い』



43 : 影虎 ◆OTL/VNUGLY [sage] : 2008/08/22(金) 21:52:31 ID:xWLnFyo+0

4コ卵◆hcYOhjUtjg様 その2【隅っこが怖い】 1/3

ちょうど今頃の季節、父が九州・博多へ出張に行った時のことです。

急な出張で事前にホテルの予約が出来なかったらしいのですが、運悪く近くで大きなイベントがあって、
なかなか空いたホテルが見つからなかったそうです。
そこで地元に住む友人を頼って、ようやく宿泊先を紹介して貰いました。
紹介された宿はホテルではなく、古い旅館でした。
ずいぶん古いな…と感じたそうですが、通された部屋はとても広く『ひょっとして一番良い部屋かも?ラッキー!』
などと暢気に喜んでいたそうです。


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